令和6年3月議会にて、市政に対する一般質問を行いました。「埼玉版スーパー・シティプロジェクト(補助金の有効活用)」「渋滞問題と交通環境整備」「県立武道館大規模修繕の影響」「地域猫問題への取り組み」の4項目につき、7点を要望しました。
・市公認の地域猫サポーター制度の導入。
・保護猫の譲渡機会の創出
(あげお産業祭などの地域イベント活用)。
飼い主のいない猫による被害の増加と地域猫ボランティアの皆さんの負担増加が問題となっています。私にいただく相談の中でも地域猫に関する内容が2番目に多い状況です。
本市では、猫の不妊去勢手術に対する助成制度があります。しかし、補助が獣医師に交付されることで、動物病院が空いている時でないと助成が受けれないなど利便性に課題がありました。R6からこの助成制度に下記の通り変更があることが分かりました。変更により、地域猫ボランティアの方々にとっては、自身の都合に合わせて手術を行えるようになるため、使い勝手が改善されたと言えます。
↑飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助事業 改正の前後比較
一方、地域猫問題の解決にあたっては、ボランティアを行っている方々との連携強化が必要です。本市では主に県の「動物愛護推進員」の皆さまと連携をしておりますが、市内では13名のみとなっています。神奈川県相模原市の「共生サポーター制度」のようにボランティア活動を市公認とすることで、よりスピーディーに問題に対応できる体制が構築できると考えます。さらに、保護猫を一時預かりする多くの施設がオーバーキャパシティとなっていることも問題です。結果、預かってもらえず個人で多頭預かりせざるを得ず、経済的負担も増加しています。
↑他自治体のサポーター制度の事例
↑相模原市の猫の相談会及び猫の譲渡面接会の実施状況
そのため、保護猫の「譲渡機会を増やす」取り組みが重要です。「あげお産業祭」のようなイベントで、地域猫活動を行う個人・団体の皆さまと譲渡会や啓蒙活動を行うべきと要望したところ、「各種団体の活動を支援する」との答弁を引き出すことができました。
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