令和6年3月議会にて、市政に対する一般質問を行いました。「埼玉版スーパー・シティプロジェクト(補助金の有効活用)」「渋滞問題と交通環境整備」「県立武道館大規模修繕の影響」「地域猫問題への取り組み」の4項目につき、7点を要望しました。
・GLP上尾テナント稼働後まで見据えた協議を。
・上尾陸橋交差点拡幅に向けた進捗の定期確認。
・抜け道の安全確保や混雑する生活道路の改善。
愛宕の上尾陸橋交差点周辺の渋滞は本市の最も大きな課題の一つです。大型物流テナント施設であるGLP上尾の建設も終盤を迎えたことから、周辺の交通整備について質問しました。
GLP上尾のテナント募集状況について1件の申し込みがあり、稼働開始はR7の5月ころの見込みであることが分かりました。調査したところ、大手インターネット通販企業が関東地区内の各ターミナルへの配送拠点となる「ディストリビューションセンター」を整備するようで、主に4~10tトラックの搬出入がメインとなり、平日で200~300台の搬出入があるものと想定されます。尚、延床面積10.5万㎡の内、当該企業が9万㎡を利用する予定です。交通対策が重要になるのはテナント入居後であることから、GLP上尾稼働後も継続して積極的な交通協議を行うこと、ならびに上尾陸橋交差点拡幅の進捗についても県に対して定期確認を行うことを要望しました。
さらに、旧中山道の渋滞による生活道路への影響についても言及しました。左図の❶は渋滞回避のため生活道路を抜け道として利用する車両が増加しているエリアを示しています。こうした抜け道となっている狭あい道路の調査と安全対策を要望しました。
また、左図❷の通り、イオン北側の一方通行が土日祝日に混雑することで、周辺住民が車両を車庫に入れることができないなど、生活に支障をきたしている事実もあります。幹線道路の渋滞による周辺環境の交通改善についても徹底したチェックが欠かせないものと考えます。
❷については、本事象に対して窓口となる担当課が現在存在しないことも明らかになりました。これはイオンモール上尾出店時の大店法に基づく協議時に、オープン後に問題が発生した際の対応に対して協議の場を持つことを握っていないまま話が進んだことが要因であると考えます。
イオンモールでは現在子どもの遊べるスペースが拡張された影響もあり、土日祝日の混雑が増してきている印象がありますので、市の窓口がない以上、私自身で自治会の皆さまへ働きかけるなど、対応を講じる必要があると考えています。
今後も、住民の皆様の声を聞きながら、引き続き交通環境改善に努めてまいります。
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